米沿岸警備隊がアジア・アフリカへ派遣か
military.comによれば、沿岸警備隊の隊員が、来年、さらにアジア太平洋地域とアフリカに、軍が世界のこれらの地域での任務を増加すると見るため、向かうかもしれません。
沿岸警備隊への要請はかつてなく高いと、カール・シュルツ大将(Commandant Adm. Karl Schultz)は水曜日に、戦略国際問題研究所でのイベントの間に言いました。戦闘指揮官がこれ差の作戦地域での複雑な問題を解決するために沿岸警備隊に関心を持つ2019年に増加するだけでしょう。
「我々は(フィル・)デビッドソン大将(Adm. [Phil] Davidson)とインド太平洋司令部と議論しています」とシュルツ大将は言いました。「隊への要求があって、私はみなさんが世界のこの部分におけるいくらかの沿岸警備隊の存在を見ると思います」。
沿岸警備隊が艦船をこの地域へ送るかどうかの最終決定はなされていませんが、シュルツ大将は彼の隊が地元のパートナーと一緒の戦域保安協力任務に参加する機会があると言いました。沿岸警備隊はベトナムと、この国が自前の沿岸警備隊を確立したとき、緊密に活動していて、指揮官はこの地域でそれをさらに行う余地があると言いました。
「沿岸警備隊は、パートナーの能力をあげる上で、いくらかの稀有な能力をもたらせると私は思います」と彼は言いました。「それは、私が来たる年に、そこで皆さんが見るだろうと思う沿岸警備隊の能力を活用することに関するインド太平洋指揮官の究極的決断です」。
中国はその沿岸警備隊に手厚く投資していると、シュルツ大将は言いました。それは南シナ海での事実上の武力の執行となっています。中国が海軍と沿岸警備隊を増強し、新しい人工島で活動を始めるとき、それはそこにもプレゼンスを持つことはアメリカにとって重要だと、彼は言いました。
「中国の影響力を和らげることは絶対的に不可欠です」とシュルツ大将は言いました。
アフリカ派遣に関する部分は省略しました。
沿岸警備隊は通常、領海内での警察活動をしていて、連邦軍とは別組織ですが、実際には準軍事組織であり、有事には米海軍として海外にも派遣されます。実際、イラクでは戦死者も出しました。
ここが日本の海上保安庁と違うところです。海上保安庁は海外派遣を想定した装備はしていません。
その沿岸警備隊がアジア太平洋へ派遣されるということは、従来の海軍の任務以外の任務が増えたということです。それを行いながら、米海軍の増強を計画するということでしょう。
シンクタンクからアジアでの米軍の優位は徐々に失われるとの報告書が出ていますから、そういう問題に対処するためのことと思われます。
沿岸警備隊がどこを母港にするかは不明ですが、日本である可能性もあります。派遣がどんな内容になるかについて、続報に注意したいと思います。
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