イラン海軍が海峡での嫌がらせを停止

2018.8.9


 military.comによれば、今年早く、中東の米軍指揮官はペルシャ湾で海軍艦船を悩ませるイランの小型ボートの危険な傾向が、突然、予期せず停止したことに気がついて当惑しました。

 そして、火曜日に有効となったアメリカの制裁の新しいラウンドへの明白な対応の中で、イランは力を誇示する軍事演習を発表していたにも関わらず、平穏がその水域の上で行き渡るのが続いていると、米中央軍司令部指揮官は水曜日に国防総省で記者に述べました。

 「私は今のところ、今年、我々は過去2年間に我々が見たものに比べて、危険あるいはプロらしくないと我々が特徴づけるいかなる事件も見ていません」とジョセフ・ボテル大将(Gen. Joseph Votel)は言いました。「私はそれが何かを説明できるかどうかわかりません。私はそれが事件ではないことが嬉しい」。

 1月にウォール・ストリート・ジャーナルは、米艦船が警告射撃2発を撃ったと報告した事例を含めて、2年間の米艦船の定期的な嫌がらせのあと2017年8月に厄介事は止んだと最初に報じました。

 「彼らがそうする理由が何であれ、私はそれが続くのを望みます」とボテル大将は言いました。「私は我々はこの点について慎重なままだと強調するだけです」。

 国防総省は先週、貿易、特定製品の輸出と、米通貨を取得する能力を制限するイランに対する厳しい経済制裁を再び課したのに合わせて時間を決められた、ホルムズ海峡付近で8月2日に始まった主要なイラン海軍の演習を観測していたと発表しました。

 ツィートの中で、ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)は、その処置を「かつて課されたことがない最も辛辣な経済制裁」と呼び、彼らはイランと共にビジネスを行ったものは誰であれ、アメリカとビジネスをすることを妨害するだろうと言いました。

 ボテル大将は最近のイランの海上演習の規模はこの地域で行われたその他の演習に似ていた一方で、そのタイミングは追加された重要さを与えたと言いました。

 「我々には、彼らがその演習を我々へのメッセージとして使おうとしているのは明白です。我々がこの制裁の期間に近づくとき、彼らはそうした能力を持っています」と彼は言いました。「私は我々が送るすべてのメッセージの目的は彼らに我々が注意を払っていて、我々は非常に慎重であり、何が起きているのかを承知していて、我々が航行の自由、公益と国際的な民主主義の自由の目的を追求するとき、我々自身を守る準備をしたままであるのを強調することだと考えます」。

 ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶホルムズ海峡は米海軍の主要な通行路です。

 空母ジョージH・W・ブッシュ(George H. W. Bush)は2017年3月に海峡を通過して、トランプ政権中に湾岸に入った最初の空母になりました。イラン艦船は空母が通過したとき嫌がらせをしましたが、艦の通過は遅れませんでした。

 水曜日、ボテル大将はイランが挑発を受けたらホルムズ海峡を封鎖する能力があるかを尋ねられて、難色を示しました。

 「イランは機雷、爆発物、沿岸防衛ミサイルとレーダーを含めた多層の能力を持っています。彼らは確かにそこでいくらかの能力を持っています」と彼は言いました。「しかし、私は我々が同様に能力を持っていると示すだけです」。


 イラン海軍が米艦船がホルムズ海峡を通過するとき、小型ボートで特攻を仕掛けるふりをしたり、無線で脅迫を行うことは有名です。

 政治的な行動のはずですが、中央政府との動きとどう連動しているのかが分かりにくいのがイランらしいところです。

 西欧諸国なら、なぜそうするかは声明を出しますが、イランはなんの説明もしません。だから、理由がわからずに、こちらは苦労することになります。

 私にも、イランの意図はまったく分かりません。

 

 


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