米軍が性的暴行が多い基地を公表

2018.9.22


 military.comが、新たに発表されたデータによれば、2014年に一つの艦に乗る男性隊員の4人に1人が虐待を経験していて、米海軍艦上の男女は軍の中で性的暴行で最も高いレートとなっていると報じました。

 ランド社が金曜日に公開した長らく待たれた、軍施設ごとの危険の分析結果によれば、海軍艦は性的暴行で最も高いリスクのある施設を占めます。報告によると、海外の施設、大型の基地とより優れた戦闘部隊があるそれらも高いリスクの場所として報告されました。

 2014会計年度のデータに基づく研究は国防総省の性的暴行防止・対応部のために準備されていました。

 研究は軍の現場で調査に項目すべてに記入した17万人以上の隊員からの回答に基づいています。

 118ページの研究は軍隊内の性的暴行の厄介な兆候を提供する一方で、パターンがそれにも関わらず適切かどうかについて、いくつかの疑問も提起します。

 収集された情報は5年近く古く、たとえば、報告は現役にある者だけで、兵学校生徒とアカデミーの士官候補生と共に勤務半年未満の兵士は除外します。

 報告書は異なる施設でなぜリスクが上下するのかも説明しません。

 当局者は報告の中でそれらの限界を取り上げました。

 「各施設に見積もられた性的暴行の一年間のレートは、施設や司令部が性的暴行を起こしたり防いでいることに関する証拠としてではなく、記述的に解釈されるべきです」。報告書は「……相違は指揮風土、アルコール飲料の入手の可能性と価格、周囲の民間コミュニティの犯罪率や1人以上の性犯罪者の一時的な存在から来る違いによる結果かもしれません」。

 2014年のデータに基づいた性的暴行の最も低いもののいくつかは、ワシントン特別区の中とその周辺、小さな施設と医療センターを含みます。

陸 軍

 2014年のデータを通して、報告書の中で女性が性的暴行を経験した最も危険が高い基地は、アリゾナ州のフォート・フチューカ(Fort Huachuca)、ニューヨーク州のフォート・ドラム(Fort Drum)、日本の沖縄、カンザス州のフォート・ライリー(Fort Riley)を含みます。

 男性は、イタリアの基地、バージニア州のフォート・マイヤー(Fort Myer)、ニューヨーク州のフォート・ドラム、ジョージア州のフォート・べニング(Fort Benning)、ドイツのローズ・バラックス(Rose Barracks)で高い危険にさらされました。

 いくつかの大型で海外の基地は陸軍の男女両方に高いリスクだと考えられました。

 男性はより優れた戦闘部隊が存在する施設で高いリスクに直面しました。

 報告書によれば、リスクが低いと考えられた基地のいくつかは首都圏にありました。それはワシントン地区の仕事に割り当てられた年長や専門職の兵士であるためでしょう。

海兵隊

 他の軍と同じように、海兵隊員が最も集中する基地は隊の性的暴行の最も高いレートを持っていました。

 女性の海兵隊員にとって、アリゾナ州のユマ(Yuma)、サウルカロライナ州のボーフォート(Beaufort)とノースカロライナ州のニューリバー(New River)を含めた航空基地のいくつかは最もリスクが高い場所の中にありました。

 海兵隊地上戦闘センター、カルフォルニア州のトゥウェンティナイン・パームス(Twentynine Palms)、日本の沖縄も高いリスクのリスト上にありました。

 男性にとって、日本、韓国、トゥウェンティナイン・パームスとアフガニスタンは2014年のデータを通して高いリスクとされました。

海 軍

 艦や艦隊は海軍の男女両方に最高のリスクのいくつかを提供しました。

 15ヶ所の女性に最も危険な場所の13ヶ所が艦でした。

 男性には15ヶ所の最も危険な場所の14ヶ所は艦でした。

 4人に1人の男性隊員が性的暴行をされたと報告されたのを含めて、いくつかの艦は犠牲者を守るために名称があげられません。

 ジョージ・ワシントン(George Washington)、ジョージ・H・W・ブッシュ(George H.W. Bush)、セオドア・ルーズベルト(Theodore Roosevelt)とハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman)を含めて、いくつかの航空母艦は両方の性にとって高い危険のある場所でした。

 男性と女性の隊員は日本でも性的暴行のリスクを報告されました。

空 軍

 報告の中で2014年のデータによれば、空軍は性的暴行で最も低いものをみました。

 しかし、パイロットの訓練基地は両方の性にとって高いリスクがあると記載されました。

 女性はオクラホマ州のヴァンス(Vance)とアルタス(Altus)空軍基地、テキサス州のローリン(Laughlin)とグッドフェロー(Goodfellow)、ミシシッピ州のコロンバス(Columbus)で高いリスクにあると報告されました。

 アリゾナ州のルーク空軍基地(Luke)とワシントン特別区のアナコスティア・ボーリング統合基地(Joint Base Anacostia-Bolling)と共にアルタス、ローリン、コロンバスも男性にとってリスクがあると評価されました。


 少し古いデータの分析結果とはいえ、米軍自体が日本の沖縄の米軍基地で性的暴行が多いと報告していることは、日本人にとってショックです。

 自民党の佐藤正久参議院議員は常に「日本を守っている米軍に感謝」と発言していますが、その米軍には暴行魔が多いということです。佐藤議員の主張を信じて疑わない人は、このデータをどう思うのでしょうか?。

 つい最近でも沖縄で米兵が住宅に侵入する事件が起き、検察がその兵士を不起訴処分にしたばかりです。

 このデータを見るだけでも、沖縄の人たちの抗議の声は決して間違っていないことが分かります。

 

 


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