M1戦車にイスラエル製防護システムを追加
military.com によれば、軍がイスラエル製のアクティブ防護システムを配備しているいま、米陸軍のM1戦車はすぐに対ミサイル防護システムを装備します。
イスラエルのレオナルドDRS社(Leonardo DRS, Inc.)とラファエル・アドバンスド・ディフェンス社(Rafael Advanced Defense Systems Ltd.)は今日、軍がロシアと中国のような潜在的な敵対国からの対装甲ミサイルの脅威から戦車と装甲車を防護する方法を探しはじめて約2年後、チームが最初のトロフィー・アクティブ防護システム(Trophy Active Protection System)を陸軍へ引き渡したと発表しました。
「この引き渡しは最終的に4個戦車旅団に供給するものの最初の記念となります」と発表は述べます。
2018年5月、当時の陸軍参謀長は議会に、軍が4個重装甲旅団に2年間でアクティブ防護システムを装備し始めると言いました。
陸軍の地上戦闘システムの計画管理部は2018年6月にトロフィーのために2社に最高1億9300万ドルの最初の契約を与えました。
2社は追加のトロフィー・システムを陸軍と海兵隊に提供するために、7960万ドルの2018年1月の契約も受けました。アメリカとイスラエルの政府と産業界の合同チームは陸軍と海兵隊のM1改良型にトロフィー・システムを適用するためにともに活動しました。
「我々は現実に新たに現れた戦場の驚異に対する生存能力の必要なレイヤーを戦士たちに与えるために、前線の戦車用の最初の最新型防護システムを引き渡すことを誇りに思います」と、レオナルドDRS社の社長、ウィリアム・リン(William Lynn)は発表の中で言いました。
ラファエル社が開発したトロフィーは世界で唯一の戦闘で実証されたアクティブ防護システムです。このシステムは2011年に最初に開発され、現在イスラエル国防軍のメルカバMk3、Mk4戦車と兵員輸送車に装備されます。
「トロフィーは乗員、降りた兵士を負傷させたり、プラットフォームを損傷することなく、多くの戦闘での迎撃を行いました」と発表は述べます。「4,000回を超える成功した実地試験を行い、トロフィーは500,000作戦時間をこなし、いまや数千システムの連続生産の契約下にあります」。
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最後の2つの段落は省略しました。
トロフィー・アクティブ防護システムは、レーダーでミサイルの接近を探知して、近づいたところで散弾を発射して空中でミサイルを破壊するシステムです。
ただでさえM1戦車は最強といわれますが、このシステムを搭載したことで、その名声はさらに高まるでしょう。退役する計画は決まっているものの、まだ何年間も使う戦車ですから、改良は必要です。
こういう装備こそ、自衛隊に最適と思われます。破壊が難しい戦車が相手と分かれば、潜在的敵対国は侵攻を躊躇します。それこそが自衛隊の目的にかないます。破壊するためには戦車砲が必要で、重戦車を揚陸しないと攻め切れないとわからせることができます。
もちろん、敵対国はレーダーを撹乱してシステムを無効化する方法を考え出すでしょう。あるいは、まったく別の方法を考え出すかもしれません。武器の開発はイタチごっこです。
高額の武器を変えばなんとかなるとでも言いたげな最近の調達には不安しかありません。