ギャラガーの上官に対する査問が中止へ

2019.11.29


　military.comに よれば、海軍長官代理は特殊作戦チーフのエディ・ギャラガー（Eddie Gallagher）を監督したシールズ隊員３人がトライデント記章（シールズ隊員であることを示す記章）を持ち続けるべきかを決める査問委員会を中止しました。

　トーマス・モドレイ海軍長官代理（Acting Navy Secretary Thomas Modly）は水曜日、彼は海軍作戦部長のマイケル・ギルデイ提督（Adm. Michael Gilday）にロバート・ブリーシュ少佐（Lt. Cmdr. Robert Breisch）とジェイコブ・ポルティエ大尉（Lts. Jacob Portier）とトーマス・マクニール大尉（Thomas MacNeil）に、査問委員会を中止するよう指示したといいました。

　３人のシールズ将校はギャラガーの指揮官でした。今週末に退役することになっているギャラガーは、７月の軍事裁判で殺人で 無罪になりましたが、犠牲者と写真を撮るためにポーズをとったことで有罪になりました。

　決定についての長い生命の中でモドレイ長官代理は、この動きを事件の「固有の環境」が原因だとして、彼は海軍特殊戦のコ ミュニティにさらなる動揺とネガティブな注目を防ぐことを望んだといいました。

　「私はこれらの将校が示した遂行における、あらゆる失敗、パフォーマンス、判断やプロ精神は、必要に応じて、指導書簡や将 校のフィットネス報告に関するパフォーマンスの観察のような他の管理手段をつうじて対処されると決定しました」とモドレイは いいました。

　彼はリチャード・スペンサー海軍長官が（Richard V. Spencer）が、ギャラガーの事件の扱いのためもあって、解任されたあとに日曜日に海軍の民間の指揮官代理になりました。

　ブリーシュ少佐は2017年のイラク派遣の間にギャラガーとポルティエ大尉を指揮しました。マクニール大尉はギャラガーの 小隊で最年少でした。彼はギャラガーを殺人で報告し、マクニールがイラクで飲酒して規則に違反したことが明らかになった裁判 で証言したシールズの一人だったと、ニューヨークタイムズ紙は報じました。

　モドレイはシールズのコミュニティは20年近く戦争をしている唯一の戦闘部隊だといいました。彼らはなすべき危険で重要な 仕事を持っていると、彼はいいました。

　彼は、それが米兵が守ると期待される価値観を減らすと解釈されてはならないといい、委員会を中止した決定を擁護しました。

　「海軍の制服を着た指揮官は、彼らが海軍特殊戦のコミュニティの中の困難な文化的な問題へ対処し、良好な秩序と規律を染み 込ませ、我々がそのコミュニティのすべてのメンバーに期待する最高のプロ基準を実行し続けることに完全な信頼をしています」 と彼はいいました。「勇敢な海軍隊員が確立して維持するために命を捧げるたくさんの基準があります」。

　ギャラガーは12月２日に同じタイプの審査委員会に出ることになっていると、ドナルド・トランプ大統領 （President Donald Trump）が彼に審査委員会を中止するよう命令した今週、マーク・エスパー国防長官（Defense Secretary Mark Esper）はいいました。

　ギャラガーの弁護士、ティム・パーラトレ（Tim Parlatore）は今週早くに、彼は海軍が査問委員の前に少なくとも数人の将校を派遣したことは、彼らがギャラガーに代わって証言をしたことから心配だといいました。 もし、海軍がその後に彼らのトライデント記章を奪うように動くなら、パーラトレはそれを証言の報復だとよびました。

　モドレイは、それは「我々が平時に、危機に、なによりも戦争において行うすべてのことにおける」国家の価値を讃えるための 海軍の義務だといいました。

　「我々はこれを正しくできるし、そうしなければならず、そうするでしょう」と彼はいいました。
　海軍の伝統ある軍法の世界が、愚かな大統領のせいで踏みにじられています。

　モドレイ長官代理がいう「固有の環境」など信じるに値しません。ギャラガーの行為は明らかな軍法違反で、それを「戦場で誰 もがやるようなこと」と大統領が許してみせたのに追随しているだけです。この事件に「固有の環境」などなく、あるのは規律の 低下だけです。

　若い兵士は戦場で敵の死体と写真を撮りたがり、お土産にするために敵の所有物を欲しがるものです。若い兵士には戦闘の意味 もわからず、日常から切り離された世界で、おかしな行為にふけります。そうした行為を許していれば、いずれ部隊は統制できな くなります。

　軍法でこういう戦場での不正行為を厳しく裁くのには、そういう意味があります。それをトランプが素人の発想でチャラにして しまったのです。解任されたリチャード・スペンサー海軍長官も、いまやトランプの批判者となっています。海軍の法務官たち も、トランプには業を煮やしていることでしょう。早くトランプを辞めさせないと、米軍の規律は更に悪化することになります。

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