米海軍が無人船の長距離移動実験に成功

　military.comによれば、全長132フィートの自動操縦の船が進路を導くために隊員を乗せずにサンディエゴからハワイの真珠湾へ移動して、再び戻って歴史を刻みました。

　潜水艦掃討・対機雷任務用の自動式三胴船のシー・ハンター（The Sea Hunter）は先月、サンディエゴと真珠湾の間を数千マイルを移動しました。

　シー・ハンターを設計製造した科学技術会社のレイドス社（Leidos）によれば、随行船の乗員がシー・ハンターに短期間、電気と推進システムをチェックするために乗り込みました。しかし、航海の大半で船は無人でした。

　「最近の長距離任務はこの種のものでは最初で、米海軍が自律技術が発達上で実験的な段階から進歩した任務試験へ移る準備ができていることを示します」と、国防グループのレイドス社の社長、ジェリー・ファザーノ（Gerry Fasano）は声明で言いました。

　ハワイ往復の試験通行を主導した海軍研究部（ONR）は、運用上の安全の懸念からインタビューの要請を拒否しました。

　レイドス社の海事システム部に勤めるダン・ブリントシングフォファ（Dan Brintzinghoffer）は、この考えはシー・ハンターのような乗り物と船を交換するものではありませんが、より複雑な仕事をするために、より大きな船に乗る乗員を制限から解きます。

　「自律型の乗り物はおそらく単調で、汚れるとか危険な任務の組み合わせに焦点を置き、世界中の海で活動するでしょう」とブリントシングフォファは言いました。「たとえば、事実型の船は海洋調査任務を行い、他の任務をやるために有人の船を解放できます」。

　海軍が2016年にシー・ハンターをはじめて使用したとき、当局者はこれはアメリカの海事活動の性質を変え得ると言いました。船は一組の航行用ツールと昼夜を通じていかなる天候や交通状況でも近くの他の船を安全にする自動化された見張りを持ちます。

　国防先端研究計画局（The Defense Advanced Research Projects Agency）はこの船の設計と建造を主導し、その後は洋上試験で海軍開発部と組んでいます。

　計画は「研究のずっと機密の分野」へ移されたとき、2018年の早い段階で海軍開発部に完全に移管されたと、同局の報道官のボブ・フリーマン（Bob Freeman）は言いました。

　レイドス社は現在、２隻目のシー・ハンターの船体を建造していると、ブリントシングフォファは言いました。同社は最初のシー・ハンターの能力を基礎にする船の建造をはじめるために４千３百万ドルの契約を獲得したと、レイドス社は先月発表しました。

　無人の船に任せられる任務はそれにやらせて、貴重な人員は他の任務に使うというのは、よいアイデアです。定期的なパトロールに使えそうです。港への侵入を防ぐためにイルカを訓練するアイデアもありますが、それよりも効果的に思えます。

　三胴船なのは揺れを少なくするためでしょう。人が乗らないので、船体の形式には制約があるのかもしれません。それが将来、解決されるかどうかは気になります。

　日本はこの種の技術では遅れを取っていますね。