トランプがイスラム国戦闘員を解放すると脅迫

2019.2.21


 military.comによれば、ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)は日曜日、ヨーロッパの同盟国が民兵を拘置するのに同意しない場合、シリアで捕らえたイスラム国戦闘員数百人を解放すると脅しました。

 「合衆国はイギリス、フランス、ドイツとその他のヨーロッパの同盟国へ、我々がシリアで捕らえたイスラム国戦闘員800人以上を引き取り、裁判にかけるよう求めています」とトランプは深夜のツイートで言いました。「カリフの府はいまにも崩壊しようとしています。選択肢の一つは我々が彼らを解放せざるを得ないという点でよいものではありません」。

 シリア北部から米軍を引き揚げようとしているトランプは民兵の行き先はヨーロッパ諸国になりそうだと言いました。「これらのイスラム国戦闘員がヨーロッパに蔓延しているので、アメリカは見たくありません。ヨーロッパは彼らが行くつもりの場所です」。

 シリア内線の間、多くはイスラム国の軍隊に参加するためにヨーロッパから来た、何百人もの民兵が国内に溢れました。トランプが言及した民兵がどれだけ実際にヨーロッパの市民であるかは不明です。

 トランプのコメントは世界の指導者たちがミュンヘンで3日間の安全保障会議を終えたときに来ました。会議でシリアは議題の中にありました。

 シリア問題の米特使、ジェームズ・ジェフリー(James Jeffrey)は、アメリカはシリア北東部を離れるだろうけど、兵士の引き揚げは急ではないだろうとミュンヘンで言いました。

 「秩序のある段階を経た撤退になるでしょう」とジェフリーはタイムラインを示さずに言いました。

 12月、トランプはシリアの米軍の完全な撤退を求めました。そして、土曜日にマイク・ペンス副大統領(Vice President Mike Pence)はアメリカは未だにシリアでの任務を和らげる計画を持っていると繰り返しました。

 依然として、アメリカは同盟を維持しようとして、イスラム国の分子を改装させるための国境の作戦で、より大きな役割を演じるのを望みます。

 ジェフリーは数百人のイスラム国の細胞がこの地域に拡散したと言いました。米空軍力は必要な時に大雨するために準備を整えたままですと、彼は言いました。

 トランプはこのグループに対して勝利を本質的に宣言しました。それはイラクとシリアのもとの拠点すべてを封殺しました。しかし、アメリカが引き揚げるとイスラム国が再編成するという懸念が残ります。トランプはその他の国が代わりを務めるときが来たと言いました。

 「我々はとても多くを行い、とても多くを費やしました。他の人たちがステップアップして、彼らが行う力がある仕事をする時です。我々は100パーセントのカリフの勝利のあとで引き揚げています」とトランプはツイートしました。


 トランプの発言は多少混乱があるように思いますが、できるだけそのまま訳しています。相変わらずわけのわからない話しかしないので細かくはコメントしません。

 おそらく、側近たちはできるだけ悪影響を及ぼさないように、撤退を遅らせようとしているはずです。そこに期待を寄せるしかありません。時間が経つとまた状況が変わって、別の判断が必要になるかもしれません。そのときに、現地に装備や兵士ができるだけ多くいることが大事だからです。

 

 


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