米軍で男女間で制服に価格差か?

2019.7.18


 military.comによれば、それは軍隊でしばしば、男性のカウンターパートよりも様々な制服の物品のために多くを支払っているという長きにわたる女性の軍人の不満をいう俗語「ピンク税」と呼ばれました。

 いま、議会に政府説明責任局(GAO)に本当に制服の価格に性の不均衡があるかを、それについてなにをすべきかの勧告を含めて報告するよう命じる法案があります。

 先週、下院退役軍人問題委員会のメンバー、ジュリア・ブロンレイ下院議員(Rep. Julia Brownley・民主党・カリフォルニア州選出)は、7330億ドルの提案された国防権限法(NDAA)の法案に、下院を通過したGAOに男性と女性で自己負担の制服の費用に性の不均衡について報告を命じる修正案を付加しました。

 委員会の女性退役軍人タスクフォースの長でもあるブロンレイは、ニュースリリースで、彼女は女性の隊員と退役軍人から女性の制服の高い費用と女性の隊員の自己負担の費用の不均衡について直接聞いているといいました。

 彼女の修正案は、異論の多いNDAA全般に関する両院協議会に諮ると約束したもののあとも存続すれば、自費負担の男性と女性の制服の費用を比較し、さらに片方の性に影響している過去の制服の変化も調べるようGAOに命令するでしょう。

 背景について、下院の補佐官は直ちにいかなる価格不均衡の実例も提供しませんが、ブロンレイは隊員と退役軍人から、女性の制服はより費用がかかることが多いと聞いているといいました。
 
 「この問題を調査する中で、我々は特定の衣料品の正確な価格情報を手に入れる上で困難に直面しました。それは制服の費用を比べるのを難しくしました」と補佐官はいいました。

 補佐官によれば、結果として、ブロンレイは「我々が制服の費用の不均衡を特定するために」GAOの調査を求めました。「GAOの分析はこの分野で将来の政策立案を通知するのを助けるでしょう」。

 ブロンレイの努力は、権利擁護団体、女性軍人行動ネットワーク(the Service Women's Action Network : SWAN)の支援を引き出しました。「歴史的に、女性の制服はより効果でした」と、SWANの政府関係の長、退役海軍大佐ロリー・マニング(Capt. Lory Manning)はいいました。「不満は何年間もあちこちにありました」。

 「下士卒の女性と将校の女性の長年の不満でした」とマニングはつけ加えましたが、「我々は実際のデータと現在の価格を手に入れる必要があります」といいました。。それらはGAOの調査から来るはずです。

 実例として、25年の軍歴のマニングは、大佐として着用したその場凌ぎのドレスカバーについての彼女自身の経験をあげました。

 パナマで勤務していたとき、ある日、雨の中で帽子が彼女の頭から飛び、逃げていってしまったと彼女はいいました。交換のために200ドルを払わなければならなかったことは、未だに彼女を思い悩ませます。彼女は男性のカウンターパートはより少なく払っていると疑います。


 制服の価格を調べにくいとは意外な気がします。どこかに資料があるはずです。GAOの出番とは考えにくい気がしますが、実際に調査が難しかったのでしょう。

 制服の価格差はあまり考えることがありませんので、この記事は目新しく感じました。しかし、女性兵士にとっては、常に厄介な問題として長年眼の前にあったわけですから、この機会に徹底的な調査をしてほしいものです。ここで紹介したのも珍しい記事だと思ったからです。

 それから、米軍に権利擁護団体があるのは素晴らしいですね。労働組合の結成は認められていませんが、権利擁護団体は外部の組織として、こういう問題でよく顔を出します。とてもよい活動をしていると、常に感じています。

 


Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.