米陸軍が仮想現実の戦闘訓練を開発

　military.comによれば、歩兵分隊はすぐに、敵が兵士の戦術と振る舞いを学習する能力を持ち、戦いが決して同じにならない戦闘訓練シミュレータを経験します。

　陸軍近代化局は2021年度の第４四半期に配備準備が整うよう予定される、マイクロソフト社の統合型視覚増大システム（Integrated Visual Augmentation System: IVAS）にこの種のリアリズムを期待しています。

　IVASは歩兵とその他の近接戦闘部隊に、彼らを戦いの中へ連れて行く、兵士の武器の照準器の十字線とその他の主要な戦術情報を表示する洗練された戦術グラスのセットを装備させます。

　しかし、進化したシステムは兵士と小部隊に、ほとんどあらゆる場所の拡張現実の訓練シナリオを可能にする人工的な訓練環境も提供すると、アンソニー・ポッツ准将（Brig. Gen. Anthony Potts）は、最近の「分隊の適応性アーキテクチャ・インダストリアル・ディ（Adaptive Squad Architecture industry day）」で国防企業にいいました。

　「訓練を準備するようにするにはE-5（２等軍曹）やE-6（3等軍曹）が必要です。彼らは歩いて、部屋をスキャンし、そのスキャンをダウンロードできます。そして、彼はその中に行って、アバターを置けます。しかし、それは彼らが対戦したいと思っている大きな戦力です。彼らはルームの中に
いて、４人のグループを入れて、ルームを掃討することができます」とポッツ准将はいいました。

　多くの若年の兵士は高品質の一人称シューティングゲームで遊ぶものですが、IVASとの違いは、我々の兵士が対抗することになるアバターの行動をコントロールするために機械学習と人工知能を使うことだと、彼はいいました。

　「我々は過去にやったことは分かっています……行いを学び、ついには自分がルームに入ったら毎回同じアバターが同じに場所にいるとわかります……で、角から武器を突き出すだけで彼を撃てて、今日のヒーローになるとわかります。」とポッツ准将はいいました。

　「AIはこれらのアバターがあなたがどうルームを掃討するかを学びはじめるのを確実にもするので、あなたが２回目にそこに入ると、アバターが最初みたいにドアの背後に行こうとすると考えますが、彼はそうしません」と彼はいいました。「彼は自分を移動させて、自分で優位な位置を占めようとします」

　陸軍は、この近接戦闘部隊のリアリティを製作するために、2018年末に４億8000万ドルの契約をマイクロソフト社へ与えました。

　兵士がもう一つのIVASの実地評価を行えるように、近代化局当局は10月下旬に「Soldier Touchpoint 2」を予定しています。

　「我々はIVASと共にするために必要なすべてを行えるのを知っているといえます」とポッツ准将は国防担当記者に自信を表明していいました。

　「私は、必要条件すべてを技術的に満たしているのを知っていますが、そのあとについて本当に心遣いをするのは、兵士がそれを好きか、それを身につけたいか？、共に戦いたいものか？ということです。なぜなら、もしそうでないなら、我々は納税者の多額の金を無駄にしたからです」と彼はいいました。「だから、我々の一番の判断基準は、兵士がそれを好きかであり、それが我々が向かっているものなのです」。

　記事にイメージ写真しか載っていないので、現物がどうかはわかりませんが、多分、仮想現実の方法で戦闘を体験するシステムと思われます。

　兵士の移動をどう表現するのかが、やや疑問です。その場で足踏みをするのでしょうか？。

　AIを使うのはどうなのでしょうか？。人間を相手にした方が遥かに現実的のように思えます。機械は疲れ知らずで、いつまでも相手をしてくれる点では便利ですが。

　そのうちに、実物について書いた記事が読めると思いますので、そのときにまた評価したいと思います。