米陸軍がM1戦車の後継も研究中
military.comによれば、米陸軍がブラッドレー戦闘車を置き換える努力を進めるとき、軍高官が冷戦時代のM1エイブラムス戦車で何をするかを決めるのには、さらに3年間かかるでしょう。
10月に、陸軍の次世代戦車車両(the Next Generation Combat Vehicle: NGCV)の計画局は、国防企業からオプション有人戦闘車のサンプルの最初の立候補を調べる予定だと、NGCV省庁間チームの責任者、リチャード・コフマン准将(Brig. Gen. Richard Coffman)は、水曜日に第3回年次国防ニュースカンファレンスで聴衆にいいました。
次世代戦闘車は2020年代中期にはじまるオプション有人戦闘車のような、未来型の車両を配備することを目的とした、主要な陸軍近代化の優先事項です。
3月下旬に陸軍が公表した提案依頼によれば、新しい車両は密集した都市の地形、森林地帯を通って9人の分隊を移動させ、ロシアのような同等の敵を近接戦闘で打ち負かすよう設計されるでしょう。
サンプルの候補は設計の代表だが、提案はインクレメント1が我々の兵士にどう見えるかを説明すると、コフマン准将はいいました。
「我々は企業が提供するものが何かを楽しみにしています」と彼はつけ加えました。
しかし、M1戦車の置き換えがどうなるのかを陸軍が知る前に、未だに答えられる必要がある多くの疑問があります。
陸軍高官は戦場で決定的な致死性と生存性に向けて、どの方向で進むべきかを決定する前に、2つの軍の研究の結果を待っているとコフマン准将はいいました。
「調達戦略は白紙の上にスケッチすらされていません」と彼はいいました。「我々は何が入手可能かと、どうやってそれを兵士の手に与えるかと、その時を決めるために研究をしているところです」。
計画当局は車両の重量を下げたまま、防護を維持する目的で、記述進歩を探っていると、コフマン准将はいいました。
「素材の科学はゆっくりと進展します。より軽く、安価な金属を得ようとするのは、とても難しい注目ですが、冶金学において、とても有望ないくらかの進展があります」と、コフマン准将は演説のあとでMilitary.comにいいました。
弾薬においても、未来の戦車の主砲がM1の120mmカノン砲から大きく変わるかもしれないことを意味し得る進展があります。
「それは120mmになるか、あるいは、175mmになるでしょうか?」とコフマン准将はいいました。「私には分かりませんが、あらゆるものがテーブルの上にあり、我々は何が可能かの評価について陸軍に義務を負っています」。
「最終的には、我々が地上戦で交戦したら、アメリカ人の子息たちは地形を保持して、潜在的な敵を打ち負かせる装備を持つことになるでしょう」と彼はいいました。
分隊支援火器の開発の話が出たばかりですが、主力戦車開発のための研究も進んでいるようです。分隊支援火器と同様に、主力戦車の開発も日本はアメリカに追いつけそうにありません。10式戦車は陸自内でも評価が低いという話が出ています。
次世代戦車の内容は分からないものの、新しい技術が投入されるらしいことは、コフマン准将の発言からもわかります。その原因は研究不足でしょう。米軍は実に多くの研究を行っているし、その結果を、可能な範囲で公表しています。日本は何でも秘密なので、競争原理も働かず、出来上がるものの品質には疑問が残ります。
175mmの主砲は冗談でしょうが、米陸軍は新しい技術を取り入れて、M1とはまったく違う戦車を完成させることでしょう。それが日本でも使えるような仕様なら、いっそ買った方がよいかもしれません。
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