ニュース解説
トップページ
過 去のニュース解説の目次
1月のニュース解 説
ヒズボラが報復はさらに続くと宣言
2020.1.14
military.com
に よれば、レバノンの民兵グループ、ヒズボラは日曜日、米軍を収用するイラクの2つの基地に対するイランのミサイル攻撃は、ド ローンによるアメリカのイランのトップの将軍殺害の報復の始まりにすぎないといいました。
ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)はイランの弾道ミサイルの対応を、メッセージを送るもの、ワシントンへの「平手打ち」だと説明しました。限定的な攻撃は被害を出さず、もっぱら武力の 誇示にみえました。
イランと密接に同盟するヒズボラの指導者は、攻撃はこの地域からの米軍の撤退を確実にする「長い道のりの第一歩」といいま した。
「アメリカ人は基地、兵士と将校、艦船を我々の地域から取り去らなければなりません。垂直に居残る選択肢は水平に居残るこ とです。これは決定的で確固たる決意です」とナスララはいいました。
「我々は、この地域のフェーズのはじり、新しい戦い、新しい時代について話しています」と彼はつけ加えました。
彼の90分間のテレビ演説は、イランのカシム・スレイマニ将軍(Gen. Qassim Soleimani)が殺害されてから1週間後のことでした。
ナスララはヒズボラへの揺らがない支援でスレイマニを称賛しました。イランの革命防衛隊はヒズボラに訓練を提供していま す。ヒズボラはスレイマニが命令したイランを支持する民兵と共にシリアで戦争をしました。
ナスララはスレイマニの死後、世界は違った場所になり、米当局者が宣言しているように安全な場所ではないといいました。
イランはスレイマニの殺害へ実力で応じると何日も約束しています。しかし、弾道ミサイル攻撃の後、イランのモハマッド・ ジャバド・ザリフ外務大臣(Foreign Minister Mohammad Javad Zarif)はイランは自衛の比例した手段を完了した、とツイートしました。
ナスララも、ミサイル攻撃をした夜にウクライナの旅客機を誤って撃墜したことを認めたイランのリーダーシップを称賛しまし た。彼はこの認知を「世界で無比の透明性」と呼びました。
期待は水曜日早くの飛行機の墜落は、大半がイラン人とイラン系カナダ人の搭乗した176人の人びとを殺しました。イランは 最初、技術的故障で、軍隊の責任ではないと指摘しました。
ヒズボラはこの地域でイランの主要な同盟の一つで、イスラエルの宿敵で、2006年に最後に一連の衝突がありました。
イラン政府は事態の拡大はしないと宣言しました。しかし、イランにはヒズボラをはじめとする、様々な関連組織があ り、それらまでが報復をしないとは、イランは言っていません。
今回、ヒズボラが戦いははじまったばかりだと宣言したことで、イランに関連する武装組織が報復を行う危険性が確認できたと もいえます。
タンカーが連続的に爆破された事件がイランと連携する民兵組織の仕業とすれば、今回の報復も、イラン政府が終了を宣言した あとも続く可能性があるといえます。
トランプの将軍暗殺は、世界中でイランの提携組織によるテロ攻撃の危険をより高めただけです。
Amazon.co.jp ウィジェット
Copyright 2006 Akishige Tanaka all rights reserved.