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米軍が航空機では感染の可能性が低いと証明

2020.10.16



 military.comに よれば、木曜日に明らかにされた新しい軍主導の研究は、大型商業航空機で移動する乗客がCOVID-19のような空中の ウイルスに接触するリスクは低く、航空機のどこに座っても問題はないことを示します。

 研究の戦陣指揮をとるアメリカ輸送軍(U.S. Transportation Command)、国防高等研究計画局(the Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)、航空機動軍団(Air Mobility Command)の国防当局者によれば、研究者たちは、研究した航空機、ボーイング767-300と777-200に搭載された洗練された空中粒子濾過と換気システムのた めに、キャビン内の空中粒子は生存期間が非常に短いと結論しました。

 「喜ばしい結論は、機体の高い空気交換率、高効率微粒子空気(HEPA)濾過循環システムと頻繁な希釈と拡散された エアロゾル微粒子の清浄をもたらす下向きの気流換気設計の組み合わせに起因します」と、アメリカ輸送軍の副指揮官、 ディー・L・ミューボーン海軍中将(Vice Adm. Dee L. Mewbourne)は記者とのテレビ会見でいいました。

 軍報道官、エリス・ガレス陸軍中佐(Lt Col Ellis Gales)によれば、DARPAは試験のために、生物兵器防衛企業「Zeteo Tech」、科学研究企業「S3i」とネブラスカ大学(the University of Nebraska)の国家戦略研究所(National Strategic Research Institute: NSRI)とチームを組みました。産業界のパートナーは、ボーイング社とユナイテッド・エアライン社が含まれ、研究は TRANSCOMによって資金提供されました。

 「両方の航空機のすべてのエリアは、エアロゾル微粒子を分散し、濾過する上で極度に有効であると証明されました」 と、空中粒子試験のTRANSCOM活動主任連絡将校ジョセフ・ポープ海軍中佐(Lt. Cmdr. Joseph Pope)はいいました。「厳密に言うと、どの席に座れというのではなく、どれもすべてとてもよいのです」。

 8月24〜31日に行われた試験の間に、アナリストは特定のDNA特徴がある2種類のエアロゾルを放射しました。タ グ付けされた蛍光トレーサーは研究者たちに、飛行中と地上の両方で、それらの散布の経路を追跡できるようにしました。

 航空機中に置かれたセンサーは、777の4つのキャビンと767の3つのゾーンを超えて、2〜4分間の割合で、エアロ ゾルの放出を300回以上繰り返して計測したと、ミューボーン中将は説明しました。散布状態はリアルタイムでマッピング されました。

 粒子は素早く希釈されましたが、探知できたのは平均で6分間未満だったと、TRANSCOMは報告書で述べました。比 べて、「典型的なアメリカ人の家では、これらの種類の粒子が空気中から浄化されるのに約90分間かかります」と計画局は いいました。

 研究によれば、航空機でより長く過ごした時間は潜在的な感染率と相互に関係するものの、長距離飛行の乗客ですら、試験 の条件の下での十分なウイルス量を受け取ることはできないでしょう。777に乗って移動する乗客は、少なくとも「エコノ ミーの区画で指標となる患者の隣りに座って54時間」、777と767のその他のキャビンで、感染用量にさらされて 100時間を超えて過ごす必要があると、研究はいいました。

 乗客を表す人体模型は航空機中に配置され、一部はマスクを着け、一部は着けませんでした。報告書の作者の一人、S3i 社のデビッド・シルコット(David Silcott)は、分散して配置した人体模型は呼吸と咳の試験両方の一環だったといいました。

 模擬の咳試験の間、マスクをした人体模型は「ほとんどの場合で95%以上となったエアロゾルの、とても、とても大きな 減少を示しました。」とシルコットはいいました。「それはこれらの試験から機内でマスクを着用する利点を間違いなく示し ました」。

 ポープは中佐は、研究がエアロゾル固有であり、飛沫ではないことを考えることは重要だといいました。これらは咳、く しゃみ、深い呼吸のときに出ます。

 「マスクは、空気中を飛ぶより大きな飛沫がマスクに受け止められるので非常に重要です」とポープ中佐はいいました。 「マスクを着用しないと、飛ぶ粒子の数を減らせません」。

 科学者たちは、触ることが多いと考えられる場所、肘掛けとモニタのような表面からサンプルも収集し、試験は表面上の散 布は最小だったものの、粒子の沈着物を収集することでは、肘掛けのような平らな表面の場所は背もたれやモニタのような垂 直の場所よりも多いことを示しました。

 その他の補足説明があります。科学者たちはキャビンを自由に移動したり、場所を交換するために動き回ったり、会話をす るために他の者へ向かって向きを変える乗客をシミュレートしようとしませんでした。




 記事の最後の部分はあまり重要ではないので省略しました。

 時間がないのでコメントは簡単にしますが、これで少しは空の旅が安心できるものになったといえます。国内でも航空機上でマ スクに関するトラブルが起きており、この研究は参考になると思われます。


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