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6月のニュース解 説
北朝鮮が破壊の連絡事務所は倒壊せず
2020.6.19
38north
に よれば、開城工業団地の衛星写真は、6月16日午後2時50分(KST)に連絡事務所が大爆発で引き裂かれたあと、立ったま まなのを示します。6月19日の映像は屋根の一部に大きな損傷があり、破片が建物の南北に約100メートルに散らばるのを示 します。
建物が完全に破壊されず、隣接する建物に付帯被害があるので、爆発は明らかに制御された爆発ではありませんでした。韓国国 防部が公表した朝鮮中央テレビのビデオ映像と衛星写真の評価に基づくと、軍用爆薬は建物の中の一つの場所に配置されたようで す。
大半がガラスのファサードは内部の床構造物よりもずっと弱いことから、爆発のエネルギーの大半は直接外に向かったようで す。しかし、衛星写真は建物が立ったままなのを示すものの、衛星写真は少なくとも屋根の一部が倒壊していることを立証します
より背が高い開城工業団地管理委員会事務所の建物が約70メートル離れて立ちます。意図してはいないようながらも、全体が ガラスのファサードの大半は爆発により大きな損害を受けました。ガラスのファサードが崩れ落ちた場所の映像に大きな破片の一 帯がみえます。
爆破の後、朝鮮中央通信は、建物は「建物はものすごい爆発で悲惨に崩れ落ちた」と報じましたが、労働新聞は建物は「目障 り」とよび、「不必要で役立たずだった」といいました。
元の記事に爆破前後の比較写真が載っているので、リンク先を御覧ください。写真中央のラインをスライドさせると、比較が容 易になります。
一カ所にしか爆薬を仕掛けなかったのは、爆破に関する技術の未熟さを感じさせます。鉄筋の建物を倒壊させるには主要な柱の 役目を持つ部位にいくつも爆薬を仕掛ける必要があります。
多分、自分たちが造る建物が壊れる程度の爆薬を使ったのでしょうが、韓国の建築技術は高く、そう簡単には壊れません。
完全に建物を破壊できなかったので、黒煙が晴れたところは報じなかったのです。映像のトリックです。
2008年に、北朝鮮が寧辺の核施設の冷却塔を爆破してみせたのと同じく、視覚的なアピールに過ぎず、実力のなさを補うた めのプロパガンダです。ここで我々は脅威を感じる必要はありません。
冷却塔はコンクリート製ですが、中は空洞だから破壊しやすく、倒壊させられました。もっと複雑な鉄筋のビルは無理なので す。
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