military.comによれば、カナダ国防大臣ピーター・マッケイ(Peter MacKay)は、アフガニスタンで連合軍に対して用いられた兵器の出所がイランであることを特定したと発表しました。この兵器は簡易爆弾(IED)だということですが、テレビインタビューで詳細は語られませんでした。
これは今年6月にすでにゲーツ米国防長官により公言されていたことです(記事はこちら)。すでに周知のことですが、各国が確認しているということで、情報が確実視されてきたことを意味します。
また、別の記事によると、先週、ムクタディヤ(Muqdadiya)でアルカイダの拷問施設の近くで医療施設が発見されました。ここでは、大量の死体や武器が発見されたばかりでした(記事はこちら)。その分量からいっても、今でも大規模なテロ事件が起きてもまったくおかしくないことが分かります。それなのに、米軍への攻撃が著しく減っているのが本当に不思議です。
また、南部のバスラ(Basra)で、武器の隠し場所からスパイ機が発見されたとも、記事は書いています。スパイ機が小型の有人機なのか、カメラを積んだラジコン機なのかといった基本的な情報も書かれていません。本当なら、武装勢力も空からの情報収集を行っていることになり、ちょっとした衝撃を憶えます。無人機の場合、上空から地上にリアルタイムに映像を送れるのかどうかといったことが気になります。ラジコン機を改造した程度の代物なら、そう心配する必要はありませんが、本物の無人偵察機を買い入れたものなら注目しなければなりません。
そろそろ、年末年始のため更新の回数を減らします。大きな出来事に限って紹介しようと考えています。元旦には、現在回答を募集中の戦術クイズの回答を掲載します。