military.comによれば、アフガニスタン東部で武装勢力が米軍が置き去りにした弾薬を活用している映像が放送されました。
アルジャジーラは、「U.S.」のマークが入った対人地雷を含む兵器を武装勢力が扱っているビデオを放送しました。ビデオがいつ撮影されたかは不明ですが、武装勢力はこの武器を、10月3日にヌリスタン州で、約200名の戦士を用いて、米軍とアフガン軍の合同前哨基地を小火器とRPG、迫撃砲で攻撃し、米兵8人、アフガン兵3人を殺害した時に手に入れたと主張しています(過去の記事はこちら)。NATO軍広報官は、これが明らかに米軍の装備品であることを認めましたが、彼らがそれらを入手した場所は議論の余地があると述べました。しかし、ヌリスタン州の警察本部長モハマンド・カシム・ジャングルバグア大将(Gen. Mohammad Qassim Jangulbagh)は、米兵が弾薬の大部分を破壊したものの、一部が武装勢力の手に落ちたと言います。アフガン軍の作戦部長シーア・モハマンド・カリミ(Gen. Shir Mohammad Karimi)は懐疑的で、「私が知る限りでは、何も置き去りにされなかった」と述べています。
タリバンが捕獲した武器を宣伝のために撮影するのは常套手段なので、このビデオ映像はさほど珍しいものではありません。武装勢力が攻撃を行った日、米軍は前哨基地から撤退する予定でした。武装勢力の攻撃によって、弾薬の処分を完了できずに終わった可能性はあります。彼らはそうして入手した武器を撮影したのかも知れません。しかし、この記事には映像に映っている弾薬の量が書かれていません。これも重要な情報なのですが。