同性愛差別撤廃で2大学がROTC再開へ

2010.12.22

 military.comによれば、ハーバード大学エール大学は議会が同性愛者の軍務を認めた今、禁止していた予備役将校訓練隊(the Reserve Officers' Training Corps: ROTC)を再開することになりました。

 両大学はベトナム戦争に関して始まったROTCの禁止を維持し続けており、ハーバード大学は40年間、エール大学は41年間、このプログラムを実施していませんでした。ハーバード大学のドルー・ファウスト学長(Drew Faust)は声明で、「私は、いまより多くの生徒が彼らの祖国に奉仕する機会を持てる見込みであることを喜びます」と言いました。リチャード・レヴィン(Richard Levin)は「我々は、これらの決定が米軍のためのエール大学の支援の長い歴史において、我々に新しい章を始めさせることを強く望んでいます」と言いました。


 ハーバード大学がROTCを再開する意向なのは以前に紹介していました(過去の記事はこちら)。

 アメリカを代表する大学2校が、同性愛差別撤廃を理由に大学での軍事教練を認めることになります。この問題の大きさを改めて感じさせることなので紹介しました。このように、政治が動けば、次々と関連する場所に影響が及んでいきます。先日紹介したように、同性愛差別を撤廃したら、牧師を軍から引き揚げると主張する教会もあります。今後どのような変化が見られるかが注目されます。



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