海兵隊は十字架問題を解決できるか?

2011.11.23


 military.comによれば、先日湧き起こった海兵隊ペンデルトン基地の高さ13フィートの十字架が政教分離に違反するという批判に対して、新しい声明を出しました。

 軍当局者は十字架を掲げたのは戦死した4人と一緒だった海兵隊員と海軍従軍聖職者との個人的な約束だったと言いました。それは公式の活動ではなく、海兵隊は是認もしていません。「ペンデルトン基地法務当局は賢明な決定をなすために研究、調査をしています」と海兵隊は月曜日に出された声明で言いました。「海兵隊として、我々は戦死した我々の兄弟を記念することを誇りに思い、広範な海兵の家族も誇りに思います」。


 先日紹介した記事に短い続報がつきました。とりあえず、海兵隊は批判に対して最初のコメントを出したのです。(過去の記事はこちら

 軍の中でもとりわけ、キリスト教の影響が強く、結束力が強い海兵隊が、こうした外部からの問題にうまく答えられるのかが興味深いところです。

 今のところ、海兵隊の声明からはそうなるという確信は得られません。海兵隊の回答次第で、批判がさらに強まるのか、問題が収束するのが決まるでしょう。それは海兵隊が政教分離についてどう考えているかを明らかにします。



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