投棄された遺体の一部は274人分

2011.12.12

 military.comによれば、少なくとも274人の米軍人の身体の一部を焼いた灰が埋め立て地に投げ捨てられました。この記事はワシントン・ポスト紙が最初に報じました。

 空軍は以前に、投棄の範囲を測定することは不可能だと言いました。ドーバー空軍基地(Dover Air Force Base)の慣例は3年前に終わりましたが、先月にポスト紙の記事で公になりました。

 家族はイラクとアフガニスタンで回収された身体の一部(身体全体ではない)が廃棄されることを承認しましたが、請負業者に渡されるとは教えられませんでした。それらは現在は水葬で処分されています。

 軍当局者は、家族に彼らの身内に何が起きたかを知らせる計画はないと言いました。


 この事件は先月紹介していました(過去の記事はこちら。)。

 損傷が激しいなどの理由で、遺族が引き取りを拒否した遺体の一部を請負業者が火葬して、埋め立て地に捨てていたという話です。先の報道では、軍の責任者、ロバート・エドモンドソン大佐(Col. Robert Edmondson)への処罰は厳しいと感じていましたが、この人数を見ると、むしろ足りないくらいだと思いました。葬儀の手順すら踏まずに遺灰を捨てる感覚は理解できません。この慣習がエドモンドソン大佐の任期中にだけ行われていたとすれば、正に彼の怠慢に他なりません。仕事を他人任せにしたり、質問をする余地を与えなかったりすると、部下たちは勝手に判断して行動するものです。



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