武装勢力がNATO軍のコンテナで爆弾原料を密輸
military.comによれば、パキスタン当局は密輸業者がNATO軍が契約したトラックで、爆弾の原料となる硝酸アンモニウムをアフガニスタンへ運ぶのを黙認しています。
IED(即製爆弾)は2001年に戦争がはじまってから犠牲者全体の66%を占めました。IEDは2010年には368人の兵士を殺害し、今年はすでに143人に達しています。硝酸アンモニウムはパキスタンのカラチからアフガンへ送られています。カラチでは、硝酸アンモニウムは農業用に肥料会社が生産しています。地元の密輸業者アハメド・ジャン(Ahmed Jan)は「我々は適正な価格で大量の品物をあなたに引き渡せます」「より高い値段で、我々はアフガンでこの品物をあなたに引き渡せます」と言いました。ジャンは、武装勢力が「アフガン通過貿易(Afghan transit trade)」として知られ、NATO軍とISAFが下請けに出すコンテナを利用し、競合する労働者の年収にあたる単位料金、キロあたり3,000ドルを払っていると言いました。「それはトラック運転手が断れない条件です」とジャンは言いました。
時間がないので簡単に記事を紹介しました。
2010年にアフガンでは硝酸アンモニウムが使用も所持も禁止されました(関連記事はこちら)。しかし、このような方法で持ち込まれ、IEDによる事件が増えているというわけです。
これを防ぐにはコンテナを厳重に封印し、途中で開けられないようにするしかなさそうです。荷物の封印が破られた場合は報酬を支払わないという条件も必要でしょう。
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