米軍将校5人が南スーダンへ派遣

2012.1.12


 military.comによれば、オバマ大統領は米軍将校5人を南スーダンへ派遣します。

 ホワイトハウスは、米軍は首都ジュバ(Juba)での国連の任務に参加し、戦略立案と作戦に集中すると言いました。彼らは戦闘活動には従事せず、自己防衛のために武装しています。

 オバマ政権は火曜日に、南スーダンは国際刑事裁判所の参加国ではないので、米軍将校たちは派遣中に国際刑事裁判所に起訴されることはないという覚書を発表しました。ホワイトハウスは、先の政権が米軍をハイチとリベリアに国連任務で派遣する際に類似する指定を使ったと言いました。第一陣は今週南スーダンへ向けて出発する予定です。国防総省は国連任務へのアメリカの貢献を拡大する計画はないと言いました。


 5人という人数からして、派遣されたのは連絡将校の役割を果たす者たちだと思われます。すでに決定されているウガンダ、中央アフリカ共和国、コンゴへなどの中央アフリカへの米兵100人の派遣に先立つものでしょう。(関連記事はこちら

 考えてみると、自衛隊は米軍が次の戦場と考える中央アフリカを狙って派遣されたことになります。首都付近は安全と言っても、南スーダンはスーダンと紛争状態にあり、周辺国もウガンダの「神の抵抗軍」のような反政府組織がいます。イラク派遣以降、日本政府は政権が変わっても米軍と行動を共にしようとし続けている点は気になります。アメリカにくっついていれば安全だと思っているのなら、それはまったくの勘違いです。しかし、政界にも財界にも、マスコミ界にも、それに疑問を感じる人はいないのかも知れません。



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