強姦米兵は控訴審でも禁固10年
military.comによれば、以前に紹介した17歳の韓国人少女を強姦した米兵、ケビン・リー・フィリッピン1等兵(Pvt. Kevin Lee Flippin)が禁固10年の判決を減刑するよう申し立てた控訴審で、ソウル高等裁判所はフィリッピン1等兵の申し立てを却下しました。
アン・ヨンジン裁判長(Judge An Young-jin)はフィリッピン1等兵に、後悔を考慮に入れても事件は減刑を認めるにはあまりにも変質的でサディスティックだと言いました。犯行時に酩酊状態だったとのフィリッピンの主張も「犯罪の言い訳にはならない」とされました。彼は上訴できますが、そうするかは現在は明らかではありません。彼は裁判で「私はとても悪いことをしたと分かっています……(でも)10年間は少し長すぎると思います」と言いました。
裁判で彼は、基地に近い寄宿舎スタイルのアパートで4時間にわたり、少女を強姦し、アナルセックスをしたことを認めました。彼は犠牲者の顔を殴り、平手打ちをし、彼女のサイフから少額の金を盗み、彼女を部屋中引きずり回し、ナイフと2本のハサミで脅し、胸をライターで火傷させるなどしたと認めました。酔いが覚めた後、彼は部屋を去る前に許しを請いました。
米軍と在韓の政府当局はフィリッピン1等兵の暴行事件について公に謝罪しました。在韓米軍指揮官ジェームズ・サーマン大将(Gen. James Thurman)は半島の米軍に夜間外出禁止令を出しました。フィリッピン1等兵の判決は韓国で米軍人に下された最も厳しいもので、彼の事件が引き付けた注目のために、いくぶん不当に罰せられたことを示唆しました。
フィリッピンが判決を受ける12日前に、同じ3人の判事団がキャンプ・ケーシーの18歳の女性兵士を強姦した事件で禁固3年半を宣告しました。25歳の被告は、被害者がナイトクラブを出て洗面所へ向かったのを追いかけ、階段の吹き抜けで強姦したことで有罪とされました。
議政府地方裁判所の判事、イ・サンギョプ(Lee Sangyup)は、2つの判決の違いは犯罪の詳細を反映していると言いました。「(フィリッピンの)事件では、彼の反攻は約4時間続きましたが、韓国男性は1時間未満でした」「(フィリッピンは)何度も犠牲者を強姦しました。韓国男性は一度強姦しました。(フィリッピンは)ペン、ライター、ナイフ、2本のハサミを使いました。韓国男性は何も使いませんでした」。
先月の審問の後で、別のソウル高等裁判所判事団はナイトクラブの事件で韓国人被告の判決を3年に減らしたと、法廷記録は示しました。男児の決定にあげられた理由の中に、被告に前科がなく、犯罪を後悔していると表明したとありました。
フィリッピンの弁護士、ノオ・スチェオル(Noh Sucheol)は裁判で、犯行時に被告が酔っていたことに加え、犠牲者が20,000ドルの賠償金を受け取ったと言いました。第2歩兵師団広報官は、米軍が犠牲者に20,000ドルの医療費を弁済したと言いました。
この事件は以前に紹介しました。(記事はこちら)
コメントすべき事はあまりありません。フィリッピンは観念して刑務所に行くべきだと思うばかりです。この記事は在日米軍を抱える日本にも参考になる記事だと思って紹介しました。
それにしても、アメリカ人の人権意識も困ったものです。記事は裁判が不公平だと言いたいように感じられます。量刑に関しては、公正さを無限に追求することはできません。外国人兵士の犯罪に現地の人々が厳しいのは当然のことです。特に不思議なことではありません。
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