バグラム基地のコーラン焼却事件で抗議

2012.2.22


 military.comによれば、アフガニスタンのバグラム空軍基地(Bagram Air Field)で燃やされたコーランが見つかり、2,000人以上のアフガン人が抗議のために基地で抗議を行いました。

 国際部隊の米軍指揮官、ジョン・アレン大将(Gen. John Allen)は事件を調査するよう命じました。デモ参加者たちは「外国人に死を、死を!」と叫び、群衆が増えると暴動になりました。地方議会の長、アフマド・ザキ・ザヘド(Ahmad Zaki Zahed)は、米軍当局が破壊される前に回収された約30冊のコーランとその他の宗教書を渡したと言いました。「一部は焼けていますが、焼けていないものもあります」とザヘドは言い、本はかつて基地に投獄された拘留者が使ったものだと付け加えました。

 穴で働くアフガン人5人と話したザヘドは、本は月曜日遅くに兵士2人が基地で塵を燃やす穴にトラックで運んだゴミの中にありました。彼は作業員がゴミの中に宗教書があるのを見つけて、彼らは処理を中止したと言いました。報告を受けたアレン大将は「コーランを含む大量のイスラム教の資料が基地で不適切に処分されました」と言いました。「我々は事件を完全に調査しており、これが再び起きないようにするための手順を踏んでいます」「これはまったく意図的なことではなかったと、私はみなさんに保証し、約束します」。彼はアフガン大統領と国民に謝罪し、間違いを確認するのを助け、即座に修正の行動を取るために共に作業した地元アフガン人に感謝をしました。

 州警察本部長、ジア・アル・ラーマン(Zia Ul Rahman)は2,000〜2,500人の抗議者が基地をデモしたと言いました。「人々はとても怒っています。雰囲気が非常によくありません」「一部は狩猟銃を空中に撃ちましたが、負傷者はいませんでした」。警察は火曜日にカブールの東部で同様の抗議が平和的に終わったと言いました。

 military.comによれば、レオン・パネッタ国防長官(Defense Secretary Leon Panetta)も事件について謝罪を表明しました。


 以前にアメリカでテリー・ジョーンズ牧師(Rev. Terry Jones)がコーランを焼却するイベントを行い、それに抗議するためにアフガンで殺人事件が起きたことがありました。(過去の記事はこちら

 多分、不注意で米兵が使えなくなったコーランをゴミとして処分しようとしたのでしょう。こういうことは過去に繰り返し問題となっているのですから。いい加減に米軍も学習すべきです。あまりにも無意味な事件なので,特にコメントすることもありません。


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