アフガンにCIA配下の特殊部隊を残留?

2012.3.5


 military.comによれば、国防総省高官は2014年以降もアフガニスタンにCIAが管理する特殊作戦部隊を起き続けることを検討しています。

 この計画は国防総省で議論されているいくつかの可能性のあるシナリオの一つであり、まだ、レオン・パネッタ国防長官(Secretary of Defense Leon Panetta)、ホワイトハウス、連邦議会には提示されていないと情報筋は言いました。計画が採用されると、海軍シールズや陸軍レンジャー部隊、その他のエリート部隊はCIAの配下になり、一時的に彼らは諜報員になるため、アメリカとアフガンはアフガンに地上部隊はいないと言うことができます。責任者が誰であれ、特殊作戦部隊はアフガン軍との合同急襲で武装勢力を標的にして、アフガン部隊が自分で仕事をできるように訓練し続けます。国防総省広報官、ジョージ・リトル(George Little)は、こういう考えが議論されていることを否定しました。

 CIAが運営する戦争は、米国民が伝統的な戦争とは違って、資金提供や作戦について知らされないことを意味します。監視はホワイトハウス、情報局高官、少数の議会委員会の肩に掛かっています。従軍記者は問題外です。

 ビン・ラディン急襲のように、特殊作戦部隊はCIAの任務に配属されることがあります。CIAに割り当てられた軍人が捕虜になると、彼らは諜報員と同じに扱われ、捕虜の取り扱いを定めるジュネーブ条約に保護されません。


 記事から気になる部分だけを抽出しました。

 この話はあまり歓迎できません。だだでさえ秘密主義の特殊部隊を、さらに秘密主義のCIAに任せれば、やり過ぎるのは目に見えています。CIAは現地の武装組織を支援する場合、資金を提供するために麻薬密輸を支援すらします。そうした密輸麻薬の一部はアメリカ国内にも流入し、麻薬取締機関と衝突を起こしてきました。

 オバマ大統領がこの計画を承認する可能性は少ないように思えます。管理外の部分で問題を起こされると、政権に大きなダメージになります。そういう事件が過去に何度も起きてきました。この段階でのリークは、国内での反応を知るためのアドバルーンみたいな意味合いがあるものと思われます。



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