チェン2等兵自殺で裁判を勧告される兵士が増加
military.comによれば、アフガニスタンで自殺したダニー・チェン2等兵(Pvt. Danny Chen)に関して、さらに4人の兵士に軍事裁判を勧告しました。
4人はチェン2等兵の事件に関与した8人の兵士の中にいます。彼らが軍事裁判にかけられるかどうかの決断は旅団指揮官が行い、それから最終的に米軍主導の南部地域の指揮官が最後の決定を行います。
統一軍規法典第32条の下、4人の兵士への聴聞は月曜日にカンダハル空軍基地で終わりました。彼らの氏名は、アンドリュー・ヴァン・ボッケル2等軍曹(Staff Sgt. Andrew Van Bockel・26歳)、ジェフリー・ハースト3等軍曹(Sgt. Jeffrey Hurst・26歳)、アダム・ホルコム3等軍曹(Sgt. Adam Holcomb・29歳)、トーマス・カーチス技術兵(Spc. Thomas Curtis, 25歳)です。
先に軍事裁判を勧告された3人は、トラビス・カルデン3等軍曹(Sgt. Travis Carden・24歳)、ライアン・オフット技術兵(Spc. Ryan Offutt・32歳)、ダニエル・シュワルツ中尉(1st Lt. Daniel Schwartz・25歳)です。軍はシュワルツ中尉の出身地は明らかにしていません(訳文中では出身地は省略していますが、原文には記載されています)。
捜査官は8人目の兵士、ブレーン・デュガス2等軍曹(Staff Sgt. Blaine Dugas・35歳)に軍事裁判を勧告するかはまだ決めていません。
犯罪が行われた十分な証明可能な原因があるか、起訴された人がそれを犯したかどうかを決定するという点で、第32条による調査は、民間の裁判所の容疑者逮捕手続きと似ています。
この事件は興味があるので、さらに注目していきます。多分、軍事裁判を勧告された兵士は、実際に裁判にかけられるでしょう。部隊内のいじめは軍隊にとって、由々しき問題であり、軽視できないからです。
シュワルツ中尉はいじめに加わっていたのではなく、管理不行き届きで職務怠慢に問われているようです。そのせいか、あるいは将校であるためか、出身地は公表されていないというわけです。
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