イエメン軍がラウダルをアルカイダから解放
military.comによれば、地元部族が支援するイエメン軍はアビヤン州(province of Abyan)のラウダル(Lawdar・kmzファイルはこちら)をアルカイダから解放しました。
アルカイダへの攻撃は地元部族、アメリカの軍事援助によって行われました。彼らはラウダル、モディア(Modia)、アル・ワデア(al-Wadea)を木曜日の夜に解放しました。アビヤン州知事で南部分離運動「アル・ハラク(al-Harak)」の指導者、アーメド・アル・マイサリ(Ahmed al-Maisari)は支持者たちに軍を支援するように訴え、団結を求めました。
アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領(President Abdu Rabbo Mansour Hadi)からの圧力で、共和国防衛隊指揮官のアーメド・アリ・サレハ(Ahmed Ali Saleh)は彼の精鋭部隊をアビヤンに派遣することに同意しました。サレハは追放されたアリ・アブドラ・サレハ大統領(Ali Abdullah Saleh)の息子です。
イエメンではアルカイダとつながるグループ「アンサル・アル・シャリア」が活動していて、今月初めにラウダルで政府軍と激突したという報道がありました(過去の記事はこちら)。結局、ここは政府軍が掌握したということです。詳細はこの記事からは分かりません。アンサル・アル・シャリアは自分たちが勝っていると主張していますが、この言い分は成り立ちそうにありません。
政府軍だけでなく、地元部族がアルカイダに流れない以上、この地域が簡単にアルカイダにやられることはなさそうです。しかし、情報が少ないので、この状況を即断することは避けたいと思います。
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