バグダッディが音声メッセージを公表
BBCによれば、イスラム国は指導者、死傷したとの報告があったアブ・バクル・アル・バグダッディ(Abu Bakr al-Baghdadi)が吹き込んだ音声テープを公表しました。
録音され、ソーシャルメディアで公表された演説で、話者はイスラム国戦闘員は「たとえ兵士一人となっても」決して戦いを止めないと言います。記者は録音は本物で新しいように思えると言います。BBCのアナリストは、メッセージは多分、バグダッディが殺されたという主張に反論することを目的としていると言います。
木曜日の17分間の音声記録はその空爆には直接触れず、それ以降に起きたいくつかの視点について言及します。録音の英語版も公表されました。
イスラム国の音声テープはバラク・オバマ大統領(President Barack Obama)が、空爆の直後に追加の兵士1,500人をイラクに派遣すると決定した件に触れています。
BBCのアラブ問題編集員、セバスチャン・アッシャー(Sebastian Usher)は、録音のトーンは特徴のある挑戦的、挑発的で、韻律と言語はイスラム国指導者のもののようだと言います。
記事は一部を紹介しました。
彼は死んでいなかったようです。メッセージの中身も記事に書かれていますが、それほど重要ではないので省略しました。
早くに空爆の結果が分かってよかったと言えます。
アルカイダがそうだったように、幹部が死んでも、替わりが出てくるだけで、組織は大きく損害を受けません。幹部が多数死傷したのは間違いないでしょうが、彼らの後任者がすでに任務に就いているはずです。この辺が対テロ戦の難しさです。
それでも、地上戦と空爆の両方でテロ組織を圧迫していく必要があります。どちらかだけでは成果が望めません。
別件ですが、中国漁船のサンゴ密漁に関して、中国政府が漁船に帰港を指示していると日本側に通告し、すでに漁船が減りつつあるとの報道がありました。これでこの件は解決でしょう。予想の範囲内でした。この件で大騒ぎした政治家や文化人は先が見えていないということです。そんな人たちを追いかけても、勝利は待っていません。(関連記事はこちら)
|