イドリス准将の辞任でドタバタ劇
alarabiya.netによれば、シリアの反政府派の指揮官は政治指導者と、自由シリア軍参謀長、サリム・イドリス准将(General Salim Idriss)がアーメド・アル・ジャブラ大統領(President Ahmed al-Jarba)の軍事顧問に指名されるために辞任するという取り決めに達しました。
取り決めによれば、反政府派のアサード・ムスタファ国防大臣(Defense Minister Asa'ad Mustafa)と彼の副官も辞職します。
この合意は、ジャブラ大統領が先月、イドリス准将を解任する決断をしたのに続きました。
2月19日、自由シリア軍最高軍事評議会の野戦指揮官数名の横に立ち、イドリス准将は解任を拒否するためにビデオ映像上にに現れました。彼はイドリス准将の解任を支持したとされるムスタファ国防大臣を酷評しました。
ジャブラ大統領は、イドリス准将の解任の理由として、政権との戦いにおけるシリア革命が直面する難題を挙げました。
一方、シリア国内主要五戦区の比較的宗教的でない反政府派を代表する部隊指揮官も、准将解任を非難しました。
「参謀長イドリス准将の解任は無意味で、不法だと考えます」と、中央シリアの指揮官、ファテ・ハッソン(Fateh Hassoun)はビデオ映像の中で言いました。彼は、イドリス准将の支持者は彼の指揮下で戦いたいとも言いました。「戦地で活動する部隊の視点を表さない重大決定を決める権利を持つグループはシリア領土内にいないのです」。
記事は一部を紹介しました。
部隊指揮官にイドリス准将は人気があったとは意外です。彼の就任後の戦況が思わしくないことを考えると、解任は当然と思っていました。(関連記事はこちら)
結局、大統領の軍事顧問にして、妥協を図ったという話です。
しかし、自由シリア軍に、こういう内輪もめをやっていり暇はありません。早く戦況を改善するための戦いをしなければいけません。来年の冬が来る前に政権を妥当すべきなのです。正直、この記事を読んで苛々させられました。自由シリア軍は新しい指揮官の下で活動することに集中して欲しいものです。
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