イスラム国がイルビル攻略失敗でメンバー56人を処刑
alarabiya.netによれば、イスラム国の指導者はイラク北部で敗北した後、民兵56人を処刑するよう命じたと、クルド人当局者が言いました。
アブ・バクル・アル・バグダッディ(Abu Bakr al-Baghdadi)はクルディスタンの首都イルビル(Erbil・kmzファイルはこちら)の南部、コバル(Kober)で敗北した後、決定を下したと、クルディスタン民主党(KDP)のサイード・マモジニ(Saeed Mamozini)は言いました。
処刑はモスル(Mosul)の東部、アル・ナムロード(Al-Namrood)で行われ、イルビル南部でのイスラム国とペシュ・メルガとの戦いでイスラム国のメンバー300人とその他約150人が死んだとクルド当局者は言いました。
記事は一部を紹介しました。
今のところ、コバルの位置が分かっていませんが、イスラム国がイルビルを攻略しようとして手前で撃退されたことが分かります。先日紹介したグワルからのルートか、モスルから直接イルビルへ向かうルートのどちらかの途上にあるはずです(過去の記事はこちら)。
イスラム国側の損害は450人と甚大ですが、クルド側の被害が出ていないので、それが勝利に引き合ったのかは分かりません。
問題はイスラム国指導者が56人のメンバーを処刑するよう命じたことです。脱走しようとしたのか、戦意がないと判断されたのかは分かりませんが、こうした処刑は先月も報告されました(関連記事はこちら)。これはイスラム国内の士気崩壊をさらに示す材料です。そろそろイスラム国の戦闘力に限界が来ている可能性があります。
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