イスラム国が誘拐したヤジディ派を釈放
BBCによれば、イスラム国はイラク北部に拘束されていたヤジディ派約200人を解放しました。
216人の大半は健康が優れず、虐待の徴候があったとヒワ・アブドラ大将(General Hiwa Abdullah)は言いました。
子供約40人が釈放された人たちに含まれ、残りは高齢者でした。
拘束者の一部は大半の時間、タル・アファル(Tel Afar)のイスラム国拠点に拘束されていましたが、解放に先立つ日々は、彼らは一つの町から別の町へ移動させられました。
現場にいるロイター通信の記者は、拘束者の多くは話せないほど極度に疲労し、混乱していたと言いました。
一方、イラク軍はアンバル州(Anbar)でイスラム国に対する新しい攻勢で領域を獲得していると言いました。軍事筋は武装勢力は州都ラマディ(Ramadi)の東、イスラム国の拠点シジャリア(Sijariya)で政府軍と迫撃砲を撃ち合っていたと言いました。
米主導の同盟国の空爆が川をボートで逃げようとする民兵を攻撃したことが報告されました。BBC特派員は、ティクリート(Tikrit)でのイスラム国との戦いでの勝利を基盤とした政府軍の新しい攻勢が試みられていると言います。
イスラム国からヤジディ派が解放されたのはここ数ヵ月間で2回目です。
記事は一部を紹介しました。
前回の釈放は当サイトで紹介しています(過去の記事はこちら)。
前回はイスラム国が人質をとる余裕がなくなったので釈放したと推測しましたが、今回も同じ理由だと思われます。これはよい徴候です。最終的にはヤジディ派全員が釈放されなければなりません。
ラマディ付近シジャリアでの交戦は、ファルージャ方面でもイスラム国を追い出す準備をしているのか、単純な成り行きでの出来事かが気になります。ファルージャとラマディが陥落したら、イスラム国のイラクにおける基盤は半減します。この方面での情報は注意して見ていく必要があります。
最後のティクリート作戦に続く攻勢の内容も詳細を知る必要があります。それはモスル奪還につながる重要な動きです。
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