イスラム国がダマスカス内部へ前進
alarabiya.netによれば、人権団体はイスラム国がかつてないほど首都の近くへ戦闘員を連れてきたと言いました。
イスラム国民兵は週末に2つの通りを占領した後、首都の南部、カダム(Qadam・kmzファイルはこちら)地区の一部のアザリ(Asali)でイスラム主義の反政府派と市街戦を戦っていると、「the Syrian Observatory for Human Rights」は言いました。「イスラム国がダマスカス中心部にかつてなく最も接近しました」とラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)は言いました。彼はイスラム国が2014年7月から拠点としている隣接するアル・ハジャル・アル・アスワド(al-Hajar al-Aswad・kmzファイルはこちら)から前進したと言いました。
シリア軍当局者は戦闘を確認し、彼らが戦っているのは幸いだと言いました。「しかし、我々は彼らが政府支配地域へ前進したら対応する準備ができています」。
人権団体によれば、反政府派が支配するカダムは反政府軍と政府軍が1年前に休戦してからは比較的静かでした。団体は日曜日にこの地区での戦闘は戦闘員15人を殺したと言いましたが、どちらの死者かは特定できませんでした。
ラーマンは激しい市街戦は民間人をこの地域から退避させたと言いました。
昨年、ダマスカスの東ゴウタ(the Eastern Ghouta)から追放されてから、イスラム国はアル・ハジャル・アル・アスワドを首都を攻撃する拠点として使ってきました。
その後、イスラム国は4月にヤルモク難民キャンプを占領しようとしましたが、押し戻されました(関連記事はこちら 1・2・3・4・5)。
記事は一部を紹介しました。
この感じだと、完全な占領ではなく、まだ競合地域であるようですから、反政府派が押し返す可能性もあります。シリア軍当局のコメントは型通りのものですから、大した意味はありません。今の段階ではあまり深刻な状況ではなさそうです。
|