米陸軍が小銃と分隊支援火器を共通弾薬へ
military.comによれば、今週、米陸軍の指導者はM249分隊自動火器とM4A1カービン銃を先進的な6.8mm弾を共有する武器で置き換える、ずっと鮮明な構想を明らかにしました。
一年以上の間、近代化部局は次世代分隊火器計画についてほとんど詳細を提供しませんでした。しかし、過去3ヶ月にわたり、軍はコンセプトから試作品への努力を進めるために明白な措置をとりました。
陸軍は新しく設計された、政府が支給する6.8mm弾を込める次世代分隊火器・ライフル銃(the Next Generation Squad Weapon-Rifle: NGSW-R)と次世代分隊火器・自動ライフル銃(the Next Generation Squad Weapon-Automatic Rifle: NGSW-AR)の試作品を造る会社に将来の契約を与えるための計画を説明する10月4日の曖昧な設計提案書を公表しました。
提案書は自動ライフル銃だけの試作品を開発するために陸軍が銃器メーカーに5つの契約を与えた7月の発表に続きました。
「Program Executive Office Soldier」指揮官のアンソニー・ポッツ准将(Brig. Gen. Anthony Potts)は、提案書がどのように2018年合衆国陸軍協会の年次会合とエキシビジョンで共に働くかを説明しました。
7月に与えられた契約による試作品は来年の6月に評価のために陸軍に配送されるよう予定されていると、彼は言いました。
さらなる致死性
10月4日の提案書の公表は、陸軍が開発した6.8mm弾を調整することについて、弾がNGSWのライフル銃と自動ライフル銃の両方で効果的に機能するために、防衛産業からフィードバックを得るために設計されていると、ポッツ准将は説明しました。
「それをすることの理論的な根拠は、我々が本当に普遍的な装弾を手に入れるのを望むということです」と彼は言いました。「これらの兵器を開発しているエンジニアが両方を同時に最適化できることを望みます。自動ライフル銃を最初に発表したら、彼らはその弾を自動ライフル銃のために最適化しようとします。ライフル銃を最初に発表したら、彼らはそれをライフル銃のために最適化しようとします。装弾はライフル銃には重すぎ、大きすぎるかもしれませんし、自動ライフル銃のためにはまったく十分ではない弾になるかもしれません」。
分隊をさらに致死性をあげるために先進的な6.8mm弾を開発することでの陸軍の利益は、2017年の小火器弾薬仕様研究から出現しました、と兵士致死性部門間協力チームの長、デビッド・ホドン准将(Brig. Gen. David Hodne)は言いました。
「その土台の一つは無力化の蓋然性でした」と彼は言いました。「過去に、それは何かを打つのには十分でした。命中の蓋然性は我々の必要条件の多くを促進させました。我々はいまやエネルギーと射程……次世代分隊火器の方向を促進する重要な要素を見ています」。
統合された火器管制システムと専門化された弾薬を特徴とする大きく飛躍する武器システムを作る野心的な目標を設定することは、陸軍にとって目新しくありません。
新しい長射程の口径
いま、陸軍は今日、あらゆる既存の知られる軍用ライフル銃を超越した正確な射程をもつ新しい6.8mm弾を売り込んでいると、陸軍参謀長マーク・ミレイ大将(Gen. Mark Milley)は月曜日に陸軍協会で言いました。
Military.comは陸軍に新しい6.8mmの追加射程に関して情報を明確にするよう求めましたが、ホドン准将はM4・M4A1の最大射程である300メートルを超えるだろうとだけ言います。
新しいNGSW計画はOICW(個人主体戦闘武器)やXM25のような過去の計画と異なります。それはマーク・エスパー陸軍長官の横に座っていたミレイ大将が、軍が新しいライフル銃と分隊自動火器に関与していると述べた最初のときでした。
もう一つの違いは、百万人以上の現役兵、州兵、予備役兵に装備するに十分に買うために議会を説得するかわりに、陸軍当局はこれら新兵器を歩兵とその他の近接戦闘部隊にたけ出す計画だということです。
努力の背後のエネルギーにも関わらず、NGSWは未だに不確実です。議会は2019会計年度に計画を始めるために陸軍に承認を与えませんでした、とポッツ准将は言いました。
「我々は2019年に戦闘ライフル銃計画、次世代分隊自動ライフル銃計画を始めるために承認を得られませんでした」と彼は言い、陸軍は2020年に正式に計画を始めることを望むと付け加えました。
「おそらく議会は今年我々が始められるように再考します。そうでなければ、我々は来年始めて、それは予定表を動かすでしょう」とポッツ准将は言いました。
中段の「The Punisher and other attempts」は過去の武器開発の説明なので省略しました。OICWやXM25については、この中で説明されています。
こういう動きはすでに起きていて、米海兵隊は分隊支援火器のM249を一部、同じ5.56mm弾を使うM27へ置き換えています(過去の記事はこちら)。これまでは分隊支援火器の口径は歩兵の基本的ライフル銃よりも大きいことが大きかったのですが、これからは同一になるのがトレンドのようです。これは戦場で同じ弾を使えるという利点にもつながります。
今後は分隊支援火器と基本的ライフル銃との区別が薄くなっていくようです。
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