M27ライフル銃を全海兵隊へ配備へ
military.comによると、海兵隊の歩兵分隊は動きの速い襲撃のために、M249軽機関銃を高精度の自動ライフル銃に置換します。
5月末に、海兵隊指揮官ジェームズ・エイモス大将(Gen. James Amos)はM27歩兵自動ライフル銃をすべての海兵歩兵大隊に配備することを承認しました。
この決定は、海兵隊が458丁のM27を5個大隊に配備した後、彼らがアフガニスタンに派遣される準備をした時になされました。「我々は完全な配備の前に部部的な配備とフィードバクを終えておきたかったのです」海兵隊の開発調整局のチャールズ・クラーク三世(Charles Clark III)は言いました。計画では、4,476丁のM27に約1300万ドルを使う予定で、それに加え、部品、ツールとゲージにも予算が使われます。海兵隊の射手は、派遣前の評価をM27で訓練しました。
前の指揮官、ジェームズ・コンウェイ大将(Gen. James Conway)は、M249を弾倉給弾方式の自動ライフル銃に置換することに懸念がありました。彼の懸念は、M27がベルト給弾方式のM249なしに戦闘に突入した時、制圧力を失うことでした。
この問題は以前にも紹介しました(記事はこちら。1・2)。時間がないのと、銃の性能など記事の残りは以前に紹介した記事とも重複する部分があるので省略します。
小型で使いやすい銃に置換することで、戦闘の効率化を図っているわけですが、まもなく米軍がアフガンから撤退を始めることもあり、その効果は限定的でしょう。M249は野戦で大勢の敵歩兵を制圧するのに便利ですが、命中率が高い方が使いやすい市街戦の環境では、逆に非効率なのです。それほど大きな変化はないと思われますが、海兵隊員の負担は軽減されるかもしれません。
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