米宇宙軍の創設が決定へ
military.comによれば、マイク・ペンス副大統領(Vice President Mike Pence)は火曜日、ドナルド・トランプ大統領(President Donald Trump)は最新の統合された戦闘司令部、米宇宙軍(U.S. Space Command)を創設する覚書に署名したと発表しました。
「これを今日発表するのは私の特権です。トランプ大統領は国防総省に宇宙で我が軍のすべての活動を監視する戦闘員の軍を確立するよう指示するでしょう」とペンス副大統領はフロリダ州、ケープ・カナベラルのケネディ宇宙センター(the Kennedy Space Center)で言いました。
ペンス副大統領は米空軍の次世代GPS III衛星を宇宙へ送るために最新のスペースXを打ち上げる間に発表をする予定でした。打ち上げそのものは水曜日まで延期されました。
11番目の戦闘員の軍となる軍は米宇宙隊(U.S. Space Force)を作る足がかりだと言いました。
「これからトランプ大統領は、新しい六番目の軍隊、米宇宙隊を創設するための我々の計画とタイムラインを提示する新しい宇宙政策の指示にも署名するでしょう」とペンスは言いました。「我々は議会の両党の指導者たちと話して活動しています」。
分離した宇宙軍の創設は年末の前に予想されました。
「DefenseOne」は7月に、国防総省は議員たちが2020会計年度に宇宙隊の提案を議論しはじめる前に、もっぱら宇宙に焦点を置いた新しい戦闘軍を作ろうとしました。
大統領による命令として新しい分離した部局を国防総省内に作る場合でも議会の承認が必要ですが、国防総省は戦闘軍を作る権限があると国防総省は言ったと、当時「DefenseOne」は決定を要約した草稿に言及して言いました。
「我々が戦争の領域として宇宙に取り組むことは緊急です。そして、この戦闘員の軍はその方向で重要なステップです」と国防副長官パトリック・シャナハン(Deputy Defense Secretary Patrick Shanahan)は火曜日に副大統領のスピーチの後でツィートしました。
「米宇宙司令部は我が国の国益を守り、敵対者を阻止するために、我々が我々の宇宙の能力を加速させるでしょう」と、宇宙隊の提案の国防総省の主要な構築者と考えられるシャナハンは言いました。
「一度、両方の組織が完全に稼働すれば、宇宙隊と米宇宙軍の間の違いは、ほかの5つの軍隊と4つの機能的な戦闘員の軍のそれらと広く似たものになるでしょう」と彼は言い、アメリカの各武器庫を監督する戦略軍(Strategic Command)、軍隊のための機動と輸送を管理する輸送軍(Transportation Command)、アメリカのサイバー能力を強化するための攻撃・防御両方の部隊のサイバー軍(Cyber Command)、陸軍、海兵隊、海軍と空軍にわたり特殊作戦任務すべてに責任を持つ特殊作戦軍(Special Operations Command)に言及しました。
「宇宙隊は宇宙作戦を支援する要員、資産、能力の力の提供者として務める一方で、宇宙軍は宇宙の能力を使用し、宇宙の活動を率いる作戦を行う軍として務めるでしょう」と彼は付け加えました。
このニュースは、より堅固な宇宙の存在を生むためのトランプ政権の提案を実行するために何が最善かの議論を用意したときに来ます。
「我々は米宇宙軍のための完全に稼働する能力のためにタイムラインを決定することで議会とともに活動するでしょう」とシャナハンは言いました。
国内報道では宇宙軍ではなく「統一宇宙軍」という言葉が使われているようです。なぜそう訳したのかは不明です。
この記事を見ると「宇宙軍」と「宇宙隊」の2つの組織ができるようですが、シャナハンがいう役割の違いはよくわかりません。そもそも、宇宙軍が何をするのかがよく分からないというのは、当初から専門家たちが言っていたことです。そのことは以前に紹介しました。(関連記事はこちら)
この記事では組織の中身についてはほとんど触れられていないので、組織が発足したことしかわかりません。コメントもつけられそうにありません。これはちょっと異例のことです。普通は新しい軍ができることは、大きな変化であり、コメントしたくなるものですが。
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