東日本大震災被災地見学記 その7

2018.7.3


閖上港朝市

 閖上港周辺も津波で大きな犠牲を出しました。いま日曜・祝日に朝市が開設されています。北上して、朝食を兼ねて行ってみることにしました。

 朝市は事前の情報で知っていたよりも規模が大きく、食堂と売店の建物とテントの販売所、買った海産物を焼いて食べる場所もあり、大勢のお客で賑わっていました。

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 朝食を頂いた食堂。売店で震災のDVDを売っていたので買い求めました。

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 皆さん、買ったものを自由に焼いて召し上がっています。

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 朝市は防潮堤の脇にあります。そこに立って港と太平洋を眺めました。穏やかな太平洋ですが、私は日本海よりも怖いと感じることがあります。

 それは水の量の多さです。大量の水をたたえた巨体な太平洋は津波を生みます。台風も海水の温度変化で生まれます。日本海は冬の厳しさが怖いのですが、太平洋はあまりにも多い水が怖いと感じます。この巨大なエネルギーを止める方法はないのでしょうか。そのエネルギーに比べて、防潮堤程度のものしか造れない人間の非力さには絶望的な気持ちにさせられます。

 

前へ 続く

 

 


 

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