中国系米兵自殺事件でさらに2人が起訴へ
米陸軍内でのいじめによる中国系兵士ダニー・チェン(Danny Chen)の自殺についてmilitary.comが続報を報じました。時間がないので、気になる部分を少しだけ紹介します。
隊員が人種的ないじめをどれだけ経験するかは不明です。度重なる要請に反して、陸軍はデータを提供せず、国防総省は各部局が記録をとるようになってから、いかなる情報も持っていないと言います。陸軍はいじめに対する規則があると言います。
水曜日、陸軍は8人が起訴されていますがが、さらに2人が軍事裁判にかけられると言いました。1人は職務怠慢、もう1人は暴行と虐待を含む違反行為の嫌疑をかけられています。
記事はさらに2人が起訴されるという発表に合わせて書かれました。しかし、いじめ問題が解決されるという内容にはほど遠いものがあります。
この事件は先に2回紹介しました(1・2)。記事には日系と韓国系米人の経験談や日系人部隊第442連隊戦闘団のエピソードなども書かれています。今になって、米軍にもいじめがあることを認めるような内容です。こんな状態だから、平気でコーランを捨てる事件を起こすわけです。敵兵の死体損壊の件もそうですが、米政府の掲げる理想と現場の実態はかけ離れています。
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