禁固35年のマニングが5月に釈放へ
military.comによれば、バラク・オバマ大統領(President Barack Obama)がWikiLeaksに情報を漏洩した元陸軍情報アナリストのチェルシー・マニング(Chelsea Manning)を減刑したと火曜日に発表しました。
29歳のマニングは、スパイ活動で複数の訴追に有罪を認めた後で、2013年8月に禁固35年の有罪判決を受けた一環として、カンザス州フォート・レヴェンワース(Fort Leavenworth)に収監されています。
ホワイトハウスの発表によれば、彼女は現在、2045年ではなく、5月17日に自由になります。
マニングはオバマによって判決が短期化された209人の収容者の1人でした。
大統領は、イランの核開発計画について記者と話をしたことに関して連邦の調査に嘘をついたことで有罪を認めた元統合参謀本部副議長ジェームズ・カーライト退役海兵将軍(Marine Gen. James Cartwright)を含めた、犯罪に直面する別の64人にも特赦を与えました。
ホワイトハウスのツィッターのアカウントは「209人の減刑と64人の特赦により、@POTUSは今しがた273人のアメリカ人に第二のチャンスを与えました」とホワイトハウスのツィッターアカウントは述べました。(訳註 @POTUSはオバマ大統領)
マニングの弁護士、デイビッド・クームス(David Coombs)はコメントの要請にすぐに返答しませんでした。
クームズは最近NBCニュースに「この裁判の後、私はチェルシーに言わねばなりませんでした。私は殺人者を弁護しました。強姦犯を弁護しました。児童性的虐待者を弁護しました。彼らの誰も禁固35年になりませんでした」といいました。
エドワード・スノーデン(Edward Snowden)はこの問題に対して最近「大統領、ホワイトハウスを出る時にただ一つの寛大な行為を与えるなら、どうかチェルシー・マニングを自由にして下さい。あなただけが彼女の人生を救えます」とツィートしました。
オクラホマシティ出身で元はブラッドリー(Bradley)として知られたマニングは、刑務所で性別適合手術を受けようとしました。
彼女は昨年2回、独房にいる間に7月と10月に自殺を試み、ハンガーストライキもやりました。
記事の詳細や既知の事柄は省略しました。マニングがWikiLeaksに大量の公電を漏洩したことは有名ですし、彼が性転換を試みたことも知られています。
記事ではマニングが35年間ずっと刑務所にいるかのように書いていますが、以前の記事で、刑期の3分の1を務めると仮釈放の資格を得られる上、裁判を待つための3年半が刑期に含まれるので、10年未満で仮釈放される可能性があるといわれていました。(関連記事はこちら)
また、軍での収監方法が非人道的だったとして、判決前に裁判官が減刑を決めていました。マニングは1日に23時間、窓のない監房に拘禁され、全裸にされることもよくあり、裁判官はそれを必要以上の厳しさと判断したのです。(関連記事はこちら)
彼については、他に何度もとりあげているので、当サイトを検索してみて下さい。
オバマ大統領とすれば、ドナルド・トランプが大統領になったら、マニングが刑務所を出るチャンスがなくなるので、自分の任期中に減刑したのでしょう。まあ、これは妥当なところだと思います。
ところが、ホワイトハウスのアカウントを確認したら、オバマ大統領が減刑した受刑者の人数を過去12人の大統領と比較したグラフが載っていました。圧倒的に人数が多いのに驚きます。
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この減刑者の内訳を詳細に調べたら、一冊の本になりそうです。なぜオバマの減刑がこれほど多いのか。減刑の基準を引き下げたのか、たまたま対象者が多い時代に大統領だったのか。
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