映画『アメリカン・スナイパー』のモデル
まもなく公開される映画『アメリカン・スナイパー』のモデル、クリス・カイルは、以前に当サイトで紹介していたことに気がつきました。
彼は2013年に殺害されていて、その事件に注目していました(過去の記事はこちら)。とても奇妙な事件だったからです。最近、この殺人事件の裁判が始まり、カイルの妻が証言をしたとも報じられています。彼が書いた本についても簡単に紹介しています(過去の記事はこちら)。
軍事オタク達には、高名なスナイパーは憧れかもしれません。しかし、対テロ戦では狙撃兵はあまりよい結果を出していません。
手柄をあげるために武装勢力と関係のない人を射殺して、死体に武器を添えることでゲリラに見せかける(関連記事はこちら)。起爆装置のような物を置き、たまたま手にした者を射殺して、武装勢力に見せかける(関連記事はこちら)。コーランを射撃練習の的にしたことが露見し、抗議デモが起こり、死傷者を出す(関連記事はこちら)。死体に小便をかけて記念撮影(関連記事はこちら)。ナチスドイツの親衛隊の旗そっくりの部隊旗を作るなど(関連記事はこちら)。よくもまあ、これだけやらかしたものだという事件を繰り返しました。
何と言っても、兵士達は他者の監視がない場所で活動します。恐いのは上官だけですから、上官がふぬけだと何でもやってしまうのです。遠洋漁業で違法操業をしても見つかる可能性が少ないのと似ています。実際、上官が関与した事件も少なくありません。
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