北朝鮮が大延坪島付近に基地を建設中
military.comによれば、韓国軍は火曜日、北朝鮮が国境の島に監視所やロケット発射に使う可能性がある軍基地を建設していると言いました。
聯合ニュースは掩蔽壕型の基地が葛島(Gal island・kmzファイルはこちら)に建設中だと報じました。葛島は2010年11月に4人を殺した北朝鮮の砲撃の標的となった延坪島(または大延坪島)から数キロにあります。韓国では慣例で、軍当局者は匿名で話しました。
ある当局者は基地は122ミリの多連装ロケット砲を収容するか、監視所として使われると言いました。
記事は一部を紹介しました。
延坪島への砲撃事件は当サイトでも繰り返し紹介しました(過去の記事の一部はこちら 1・2・3・4)。
今年1月15日に撮影された写真には、この島の上に建造物らしいものはありませんから、それ以降に工事が始まったのでしょう。
葛島は延坪島から最短距離で4.4km北にあります。ここは多連装ロケットを配置する場所としては近すぎます。この付近の島は韓国軍の反撃で被害を出しており、そういう場所に砲兵基地を設けるかは疑問です。まして、固定式の発射台はすでに韓国軍によって照準されており、数分で破壊されてしまいます。南北300m、東西500m程度の島で、移動できる場所はさらに制限されるので、攻撃を受けると逃げ場所もありません。葛島の北2kmにある長在島はすでに要塞化が進んでいて、ここはそれだけの面積があります。
多分、監視所だろうというのが、現段階での判断です。
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