シリア軍将官と家族がヨルダンへ脱出
BBCによると、政府軍のモハメッド・エズ・アル・ディン・カロウフ将軍(General Mohammed Ezz al-Din Khalouf)が反政府派へ離反しました。
彼は安全にヨルダンに到着しました。シリア政府はコメントしていません。
また、人権団体「Human Rights Watch」は、シリア政府がクラスター爆弾を民間人に使っていると再び非難しました。
ビデオ映像の中で、カロウフ将軍(准将または少将と特定されます)は陸軍大尉の息子のそばに座っていました。「特別な利益を達成しない限り、この政権の目的について、誰も何も受け入れることはできません」と、彼は言いました。
彼と家族を出国させるのを手伝ったとされるセイフ・アル・ホーラーニ(Seif al-Hourani)は、数ヵ月間、脱出計画を練ったと言いました。6日前、反政府派は将軍と、彼の妻、3人の子供をダマスカスから連れ出し、金曜日にヨルダンへ越境しました。確認されれば、これは紛争開始以来、最も高位の離反の一つになります。
人権団体の報告書は「シリア政府は禁止されている兵器、クラスター弾を容赦なく使うことを増やしており、民間人は命と手足で代償を払い続けています」と言い、6ヶ月間にわたって150回の攻撃を立証しました。10月に、シリア軍はクラスター爆弾を反政府派との戦いで使っていることを否定しました。
またシリア軍高官の離反です。過去にも様々な離反劇があり、軍の高官(記事はこちら 1・2・3・4)、首相(記事はこちら)などが離反しています。部隊単位での離反もありました。
シリア軍はすでに組織的に崩壊しているように思えます。各部隊が自分たちの派閥の存続を賭けて戦っているのではないかとすら思えます。
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